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歯科受診時に気をつけることを教えてください?の解説

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歯科受診時に気をつけることを教えてください?

良くある質問虫歯治療の疑問

歯科受診時に気をつけることを教えてください?

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回答
「歯が痛い」・「はぐきが腫れた」・「歯並びが悪い」・「口が開きづらい」こんな時は歯科医院に行きますね。どうせ歯の治療を受けるのなら痛みは少なく、上手に、効率よく受診したいと誰もが思うでしょう。それでは「かしこい歯医者のかかり方」をお教えしましょう。

・定期検診を受けましょう
 痛みがないから虫歯がないとは限りません。初期の虫歯は痛を感じにくく、虫歯が神経の近くまで進行して、症状が出始めます。初期の虫歯は、詰め物で済んだのに、痛みが出てから慌てて歯医者に行くと、虫歯は神経まで達していて、治療回数はかかり、最終的には歯を丸ごと被せものをしなければならない、なんてことも多くあります。さらに怖いのは歯周病歯槽膿漏)です。歯周病は沈黙の病気といわれるくらい、かなりの重度になり炎症を起こすまで痛みを感じません。歯周病で歯がグラグラし始めると、進行を抑えることが難しくなります。そうなると、次々に歯が抜けてしまします。
そうならないためにも、定期的な歯のクリーニングでの予防と定期検診での早期発見・早期治療!これが最も賢い歯医者のかかり方です。

・腫れや痛みが強いと通院回数が増えることがあります
 痛みが強いと歯を削るどころか触ることもできないことがあります。腫れのひどい時、痛みや炎症の強い時は麻酔も効かなくなります。そのようなときは、痛み止めや抗生物質などの薬で、ある程度炎症が引くのを待ってからの治療しかできないうえ、薬の効きも悪くなります。腫れや炎症が起きた後の治療は治りも悪く、治療時や治療後の痛みも出やすくなります。辛い状態や通院期間が長くなりますので、少しでも違和感を感じたら、すぐに受診することをお勧めします。

・まず電話で予約してみましょう
 歯科医院は予約制のところが多く、通常は予約の方が優先されます。前もって空いている時間を確認して行けば、待ち時間も少なく、あなたのために治療時間を作ることが出来ますので、効率よく受診できます。だだし、予約制とはいっても、先に予約されている患者さんの治療が長引いてしまう場合や、間に急患が入って時間がズレ込んでしまうこともありますのでご理解下さい。

・初診の時と月初めは必ず保険証を持っていきましょう
 保険証を持参しないと、治療費は全額個人負担となってしまいますので、保険証はお忘れなくお持ち下さい。また、高齢受給者証や障害者受給者証、各自治体発行の公費医療証などをお持ちの方も、そちらをご一緒に提示いただかないと適応できませんので、ご注意ください。
なお、月初めに関係なく、保険証が変更になった場合も必ずご提示ください。

・詰め物が取れた場合、捨てずにお持ち下さい
 もう使えないだろうと思い捨てないで下さい。先生がまだ使えると判断した場合、治療回数や治療費が縮小される可能性があります。また、取れた詰め物には多くの情報が含まれています。その貴重な情報を、ぜひ先生にも教えて下さい。

・歯だけではなく、体の具合が悪い所も教えてください
 高血圧・糖尿病・心疾患・肝炎やアレルギーなど現在の体の状態や、そのために飲んでいる薬が歯科治療に関係することは大いに有ります。また以前かかった病気が問題になることもあります。診断を確実にする為にも、安全で安心な治療を受ける為にも、最初に歯のことと一緒に体の事を教えてください。

・治療の前には歯を磨いて、入れ歯も洗って行きましょう!
 マナーです。歯に汚れが付いていると正確な診断・治療がで出来ません。日頃はきちんと磨いていても、現状が普段の口腔衛生管理状態だと診断されてしまいます。

・女性の方は口紅を落としましょう
 歯科治療の際は必ず唇に触れます。治療の後、口紅がお顔に広がってしまいます。それだけではなく、唇の色も先生にとっては重要なバイタルサインの一つです。

・高価な服、白い服は避けたほうが無難です
 もちろんエプロンをしますが、歯を削る時は水しぶきが立ちます。大切な洋服を汚したら大変です。

・受診前の飲酒は避けてください
 麻酔が効きづらくなったり、出血しやすくなるので、治療を延期しなければならなくなります。

・ひげは剃って行きましょう(いわゆる無精ひげ)
型をとる時、材料が付いて取りにくくなります。

・痛みや気になるところをまとめておきましょう
 どこが、いつ、どんな時に、どの様に気になるのか確認しておきましょう。どのような時に痛いか、どのような痛みかによって原因が違います。例えば、「冷たいものがしみる」「温かいものを食べると痛い」「噛むとズキッとする」「噛むとジワーッと痛い」「朝起きた時に歯が痛い」「夕方痛みが強くなる」「昨夜腫れた」「歯茎がむずむずする」など

・他にも気になるところがある時は、あらかじめ伝えて頂けると助かります
 「この歯が痛くて来たが、他にもこちらが気になる。」と申し出て下さい。今後の治療方針が変わることがあります。全体の治療日数が短縮されこともあります。ただし、全ての気になるところを同時に治療開始出来るとは限りません。

・治療中、痛みが強かったり苦しい時などは、我慢をせずに教えてください
 治療上、仕方のない場合もありますが、無理に我慢する必要はありません。きっと先生は考慮してくれるでしょう。ただし、右手を挙げると、治療中の先生にぶつかって怪我をしてしまうかもしれませんので注意してください。

・治療中は、出来たら大きくお口を開いて下さい(特に奥歯の場合)
 先生がやりやすい状況をつくれば、より確実で早く、痛みの少ない治療が期待できます。見えづらく、器具の入らない所を治療するのは難易度が高いのです。

・治療中、鼻で呼吸しましょう
 意外と忘れがちなのですが、口で息をすると苦しくなりむせます。ミラーが曇り、確実な治療の妨げになります。なお、型をとると気持ち悪くなる人は、鼻で深呼吸すると軽くなります。

・治療中、口を閉じてはいけない場合があります
 治療のタイミングが合わなくなったり、治療内容によっては唾液が付着すると予後に関わる事があります。先生が「閉じていいですよ。」というまで閉じないで下さい。苦しかったら教えてください。

・型をとると気持ち悪くなる方は、前もって教えて下さい
 嘔吐反射が強くて歯の治療が困難な方がたまにおられます。恥ずかしいことではありませんから、前もっておっしゃって下さい。色々な方法、特別な対処が出来る場合があります。

・気になることがあれば質問しましょう
 治療の内容で不明な点があれば、前もって聞いておいたほうがよいでしょう。自分が望んでいた治療法と先生が最善だと判断する治療法が異なる場合もあります。歯を削ったり抜いた後に後悔しても始まりません。その治療法の必然性を納得してから治療を受けることが望ましいです。

・最後に・・・歯の治療の怖い方へ
 歯の治療なんてこわくて嫌なのが当たり前です。でも、治療の不安や痛みを少しでも軽くするために、先生は努力しています。最近では、色々な方法も開発されて、著しく不安の強い方にも十分な対処が可能になりつつあります。どうぞ、少しの勇気と保険証を持って、歯科医院を訪れて下さい。これを今読んでいる方は、きっとがんばり屋さんに間違いありません。

*一口メモ
 麻酔がよく効く手のつぼがあります。(合谷:手の甲の側、親指と人さし指の骨が交差するところの、人さし指のつけ根側の1点)を3分ほど押し続けると麻酔の効果が高まると言われています。歯の痛みにも効きますので、お家で痛んだ時の応急処置としてもいかがでしょうか。



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